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可視総合光線療法

(38)上肢のしびれ

じびれを起こす疾患には、脳の病気、脊髄の病気、末梢神経の病気、血管の病気、糖尿病による全身の病気などがあります。また、腫瘍ができたためにこれが神経を圧迫したり、手や腕にいく血管が細くなり、血液の流れが悪くなることが原因になることもあります。ここでは、上肢にしびれ、痛み、麻痺などの障害を起こす手根間症候群と変形性頚椎症について解説します。

手根管症候群

末梢神経が圧迫されると、その部位に応じた筋力や知覚の異常など、末梢神経の症状が現れてきます。手首の内側で正中神経が圧迫されて起こる手根管症候群がその代表的なものです。これは、正中神経が、手関節の手掌側で圧迫されるために起こるものです。正中神経は、腕の神経の中で最大の神経で手関節の掌側の親指つけ根の靱帯の下を通り、手指に走っています。この神経が親指のつけ根の靭帯によって圧迫され、締めつけられるために指のしびれが起こってきます。この症状は、中年以降の女性に多く発症します。原因は明らかではありませんが、手の使いすぎが誘因となって起こってくるものと考えられています。症状として、手の母指、人差し指、中指および薬指の半分までのしびれがあげられます。しびれは、朝起きたときに起こり、編み物をしたり、物を握ったりすると症状が強くなります。進行すると母指の筋肉萎縮が起こり、物をつかむことが困難になることがあります。このような症状のときは、なるべく手を使わないことが大切となります。

変形性頸椎症

頸椎の変形は40歳代から始まり、以後は年齢が進むにつれ変形が強くなります。頸椎に変形が起こっても、症状を訴えない場合もありますが、一般に肩、腕にしびれを感じて、治療が必要になってきます。症状は徐々に起こり、急に現れることはほとんどありません。肩こり、頭部の痛み、上肢の痛みが出てきます。頸の運動が悪くなったり、腕がしびれたり、手指の知覚異状が起こることもあります。神経根(脊椎の後から出る脊髄神経根)の圧迫が進行すると、筋肉の力が落ちて握力が低下します。年をとるとともに椎間板が薄くなり、椎間孔(神経の出口)が狭くなって、そこを通る神経根が圧迫されるために起こる病気です。

さくら鍼灸整骨院
長崎電気軌道(路面電車) 新大工駅より徒歩1分
〒850-0015 長崎県長崎市桜馬場1-8-3泉田ビル1F
☎0120-396-491 
(午前)8:00~11:30(午後)14:00~19:00
※土曜日は午前まで ※日曜日・祝日休診
健康保険・労災保険・交通事故による自賠責保険

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