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⑤気・血(けつ)・津液(しんえき)・精

気・血(けつ)・津液(しんえき)・精(せい)

人体を構成する要素。気は人体を循環するエネルギー。血は組織に栄養を供給する。津液は体内を潤す。精は活力源。

◎正気を決める4つの要素

抵抗力、治癒力などである正気とは、いったい何だろうか。東洋医学では正気を決めるのは、気・血・津液・精の4つの総合的なはたらきと考える。4つがバランス良く、正常に循環していれば正気が充実し、病気にかかりにくい。気・血・津液・精は人体を構成する基本要素である。4つの要素が体内をめぐることで生命活動が維持されている。

◎気・血・津液・精が変調(異常がおこること)すると病気になる

気は実体が無く軽い物なので、変調をおこすと上昇しやすい。気が上がると病気の症状が出るが、反対に上昇しない場合も、異常が出る。気の量は、多すぎても少なすぎてもいけない。血と津液を正しく巡らすことが出来なくなり、血や津液が足りなくなったり、停滞する。血と津液が変調すると停滞して、症状がでる。また、血は必要に応じて気を生み出すので、組織によっては気が足りなくなることもある。津液が不足すると、体が乾いてくる。3つのうち、どれか1つのバランスが乱れても病気に繋がる。気だけ、血だけと1つの要素が異常になるのでなく、複合的な乱れが同時におこる。
慢性病では気・血・津液・精のバランスが崩れていることが多い。病気が悪化した場合には、気のめぐりが悪ければ内臓の働きを整える、血の流れが滞っているなら全身の水分代謝をよくするなど、気・血・津液・精のバランスが正常になるように治療する。

◎人体を構成する4つの要素

人体が生きて活動するためには、4つの要素が必要となる。要素それぞれは、別の要素に変化することもある。お互いに強調し合って生命活動を維持している。

■気
生命活動のエネルギー源となる。人体には4種類の気があるとされる。

■血
血脈中をめぐって栄養素を全身に運ぶ。血は血脈内にだけ存在する。

■津液
血以外のすべての水分。からだを隅々まで潤すはたらきがある。

■精
人体の活力源。生まれつきもつ先天の精と後でつくられる後天の精がある。

■気の分布
4種類の気が全身に分布する。体表面の保護、栄養を運ぶ、体液の漏れを防ぐなどのはたらきがある。

■血の動き
血は、血脈の中を津液とともに営気に押されて流れていき、全身に栄養分を運ぶ。

■津液の分布
全身に分布し、からだを潤している。目や鼻、口の中も潤し、関節の動きをよくする。

■精の分布
へその下にある腎にためられて、全身に広がり、人体を活動させる。精神状態にも関わる。
髄を作って骨や歯も強くしている。

◎豆知識

肝の気は春に、脾の気は長夏、肺の気は秋に、腎の気は冬に活発になる。暖かい、暑い、湿度が高くて暑い、空気が乾燥、寒いという季節に合わせて五臓が活発になる。春夏は気血がなめらかにうごき、体表にむかう。そのため皮膚がゆるみ、汗が多く、尿は少ない。秋冬は気血の動きが滞り、深く沈む。そのため皮膚は引き締まり、汗は少なく、尿が多くなる。

さくら鍼灸整骨院
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