温野菜は体を冷やす!?
誰も教えてくれない本当の東洋医学
今このセブン5月号を持っているあなたの手が冷たいならば、きっとあなたは野菜をたくさん食べると健康だと思っているでしょう。
もしその冷たい手が湿っているならば、水をたくさん飲むと体に良いと思っているでしょう。もしそうならばあなたはコーヒーやお茶を好み、夜寝るのは12時を過ぎているでしょう。
もしあなたが冷えを気にしているならば、きっと温野菜を食べれば体が温まり、免疫力が上がると思っているでしょう。それなのに温野菜を食べてもいつまでたってもその手足は温まらず、胃腸の調子は悪く、体重は見た目より重く、なかなか落ちない。夜は疲れるけど、なかなか眠れないし、よく夢を見て、起きても疲れがとれていない。ここまでくればきっとあなたはワキからよく汗をかき、靴の中はいつも汗で蒸れているはずです。
どうでしょうか。どこまで当たっていましたか?これが東洋医学です。体を通してその内側を見ることができるのです。
プロの東洋医学者である私のところには毎日冷えで悩んでいる方がたくさん訪れます。皆さんとても健康意識が高く、健康法を実践なさっている方ばかりなのですが、単純に「水は健康」「野菜も健康」「温野菜は体を温める」「肉は不健康」「塩は不健康」と思い込んで、その結果いつまでたっても手足が冷えたままで免疫力も上がらないのです。
『え?水はたくさん飲んだ方が良いって言うし、野菜が悪いなんてウソ、温野菜にすれば野菜も体を温めるのよ』と思ったかもしれません。ですがどうですか、いつまでも温まらないその冷えた手足が証拠です。
もちろん私も野菜を食べます。ですが、量を多く取ったり、蒸せば良いというものではなく、正しい食べ方があるのです。そのおかげで私の手足はいつでも温かいのです。次回は、そんな手足が温かく、免疫力があがる、健康になるための本当の食を具体的に一緒に見ていきましょう!お楽しみに!