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東洋医学コラム

<雑誌掲載>連載コラムVol.10 胃腸の治し方(3)

朝、決まった時間に食卓につき、家族でとる朝食は1日のリズムを作り、生活を律するための大切
な文化だと思っています。ただ、起きてすぐに食事をとることは胃を痛め、体を悪くしてしまいま
す。それなら朝食をやめて、健康を取るべきではないでしょうか。
習慣として朝食が必要と考えるならば、朝、決まった時間に食卓について、お茶を飲んで新聞を読
んだり、家族で会話の時間を持つという習慣でもいいのではないでしょうか。
<朝ごはんが胃腸に負担>
朝ごはんの一体何が体に悪いのか。
理由は3点。
それは起きてすぐに胃にものを入れること。
次に夜からの断食状態を止めてしまうこと。そして、一日の限りある酵素やホルモンを消費して
しまうことです。
起きてすぐに食事をしないといけない理由などありますか?朝から体や脳が動く栄養が足りない
からですか?実は食べたものが直接体を動かす栄養になっているわけではありません。私たちの
体は、蓄えらている栄養をホルモンの働きによって、エネルギーに変換し、それを使って脳や体
を動かしています。血糖値だって、食事をしなくても、実はほぼ一定に保たれるのは、蓄えらてい
る栄養とホルモンのおかげなんですね。なので、食事をしなければ血糖値が下がるといって食事
をとることは愚行です。
食事をすると消化のために6時間ほどかかると言われています。つまり体中の血液が胃や小腸な
どに集中することになります。3食を食べれば、単純計算で一日のうち18時間も消化にエネル
ギーを費やしてしまうことになります。
もし朝ごはんを抜いて2食にしたとすれば、昼12時に昼食を、夜19時に夕食をとったとすれば、
夕食から次の昼食まで、17時間も時間を空けられるわけですね。
この間に体は、消化した食事を吸収したり、代謝や排泄を行うわけです。この時間は体を癒す時
間と言えます。
一日の食事回数を減らすということは健康維持のためにすごく大切です。減らすのは一番負担に
なっている朝ごはんがいいです。
朝ごはんで食べれなかった分を昼や夜に取り返すようにたくさん食べても構いませんから、まず
は朝ごはん抜きを実践していただきたいです。
<一日の限りある酵素やホルモンを消費してしまう。>
食事を消化するにも、吸収するにも、またそれをエネルギーとして使うにも、体の中の限りある
酵素とホルモンを使います。

食べ過ぎを続けていると体がだるくなってしまうのは、酵素とホルモンを過度に消費してしまう
からです。
夕方になると「疲れた。お腹が空いた。横になりたい。」などと感じることはありますか?これ
は副腎という臓器から出される元気を出すホルモンが切れたサインで、副腎疲労と呼ばれていま
す。これを続けていると様々病気を引き起こします。
朝ごはんを1ヶ月間抜いてみてください。最初の数日間は、空腹感に襲われますが、1週間もす
れば、朝食抜きに慣れて、朝から食べたいという気持ちはなくなります。
そして一日元気いっぱい活力がみなぎる生活を送れるようになります。
これらのことは「プチ断食」や「ファスティング」と言われる健康法の分野では常識で、書店には
このキーワードにまつわる本がたくさん並んでいます。医師や長年実践をなさっている方が書かれ
ていてとても説得力がある本が多いです。一度手にとって読んでみてはいかがでしょうか。
次回は胃腸を良くする方法を見ながら、体との関係性を探っていきます。

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