長崎市で本格的な東洋医学の鍼灸治療を受けられる鍼灸整骨院として定評があります。

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東洋医学コラム

体に良いものをとるのかそれとも体に悪いものをとらないのか

巷の情報ではこれをとると体に良いという情報ばかりが目立ちます。一方、体に悪いものというのはあまり情報が入ってきません。患者様からの質問は、〇〇をよくする食べ物はなにがありますか?といったものがばかりで、〇〇に悪いものを知りたいという質問を受けることはほとんどありません。私たちの意識の根底には、簡単に、すぐに、今の状況を打開できる何かがないか。と考えているのかもしれません。


今の食事を変えずに、プラスアルファでこれを食べるといいとなれば、それが嫌いな食べ物でない限り、食欲に任せて食べるだけなので、脳は人はストレスがないため簡単にできるようです。プラスアルファのことでも運動をすることはストレスになるのか、取り組む人も継続する人も少く思えます。
私もかつては体をよくする食べ物は何か?という視点でいました。中医学(俗にいう東洋医学)の集大成である「黄帝内経」という古典には、体をよくするものはあまり書いてありません。東洋医学を勉強したての頃に、気になる症状を治すための食べ物や何か方法が載っていないものか必死に探していましたが、そこに書いてあるのは体をよくするものではなく、体に悪い食べ物、悪い行いが書いてありました。つまり体をよくするためには、悪いことを辞めなさいというのが東洋医学の考え方であり、私たちに必要なことなのです。


東洋医学を調べれば、体に悪いものがわかるのか。実はここにも問題があり、私たちが目にする東洋医学の情報は、本筋の中医学から掛け離れてしまっていることが多いです。例えば、玄米を東洋医学だと思われている節がありますが、残念ながら中医学の集大成の「黄帝内経」には登場しません。また色の分類によって体を温める冷やすなども古典にはなく、これらはマクロビオティックという東洋医学風の日本で比較的最近広がっている独自の考え方です。中医学には五行色体表というのがありますが、それの拡大解釈により広まったものだと思われます。また昔の人の食事はよかったという懐古主義とうまくマッチして、誤った情報が受け入れられやすかったのでしょう。今、インターネットで試しに「東洋医学 食事」と調べて上からいくつかサイトを見ましたが、私からすると信用ならない情報ばかりで、著者らも巷の情報を根拠にしているように思えました。これからの時代は情報の根拠を見定める能力がより求められるようです。


さて、現代では多量に取れば有害な化学物質が食品に使われています。東洋医学を現代に応用するには、まずこれへの知識をつけていくことが最優先で重要だと思います。そこで避けたい食べ物等をお伝えします。以下のものを摂取すると基本的に肝臓に負担がかかり、頭痛や関節に蓄積してリウマチのような症状やほかにも様々な病気の原因となります。


危険度★★★★★絶対に食べない方がいいもの・ショートニング・輸入柑橘類の皮
危険度★★★★☆自分で買って食べない方がいいもの・マーガリン・防腐剤の使われている肉の加工食品(ハム、ソーセージ等)※使われていないものもある。・油脂加工品(生クリームではないクリーム類。例:コンビニスイーツなどのクリームやクッキーの間のクリーム等)
危険度★★★☆☆・安い油(=化学溶剤で抽出した油。サラダ油、キャノーラ油、米油など)※圧搾油だと大丈夫です。
危険度★★☆☆☆・残留農薬(果物を皮ごと食べること、農薬の使われている玄米や野菜や果物を多量にとること。)※洗っても落ちません。・安い小麦粉(ポストハーベスト農薬によるアレルギー発症)・お酒の常飲
危険度★☆☆☆☆・「調味料(アミノ酸等)」※日常的に取ると体に蓄積してかゆみなどを起こします。
自分の健康は自分で作るしかありません。

2度と手に入らない道具や貴重品なら手入れをしながら壊れないように大切に大切にしますよね。自分の体は替えの利かない一生ものです。今、一番大切にしないといけないことはなんでしょうか。

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