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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

61鍼治療②鍼の手技

補瀉:東洋医学では、虚しているものがあれば補い、実しているものがあれば瀉す(取り去る)。鍼の操作で補瀉ができる。

鍼を刺されるとひびきを感じる

鍼を刺す角度や深さは、治療の目的に応じて違ってくる。基本は皮膚に垂直に刺す。ツボ(経穴)の下に重要な臓器があるときは45度ほど傾けて刺す。筋肉が薄い部位や刺激を強くしたいときには15度ほどの角度で刺し入れる。高齢者や子どもには浅めに鍼を刺す。太っている人には深め、痩せている人は浅めにする。また、上半身から下半身に向かって刺していくのが一般的だ。正確な位置に鍼が刺されると、独特の感覚をおぼえる。だるい、しびれる、重い、突っ張る、少し痛いなどである。ただし、不愉快な痛さはない。このような鍼治療独特の感覚を、ひびき(得気)という。ひびきは、鍼の刺激で経絡の気が反応しているときにあらわれる。気がよく動いた場合は、鍼を刺した位置と離れたところにひびきを感じることもある。施術者は鍼を通じてひびきを感じるが、治療を受ける側も、ひびきの有無や強弱をはっきりと伝えるとよい。どんなときにいちばんひびきを感じるかがわかれば、次の施術に生かすことができる。また、施術者が変わってもひびきを手がかりに同様の効果をだすことができる。

虚を補う補の手技、実を取り去る瀉の手技

鍼を刺して、ひびきが確認されたら、治療目的にもとづいて鍼を操作する場合がある。目的は補と瀉に三分される。証が虚であれば補、実であれば瀉となる。補は、不足している正気を、鍼によって補い充実させることをいう。瀉は邪気や停滞している気や血を取り去ったり、別の場所に移動させることをいう。補瀉の手技には、鍼をあまり動かさない静的な補瀉と、積極的に動かす動的な補瀉がある。動的な補瀉には、鍼を上下に上げ下げする提挿補瀉と、鍼を回転させる捻転補瀉などがある。基本は、補であれば、強くすばやく鍼を刺し、そっと引き抜く。気が逃げないように鍼を抜いたあとは指で閉じる。鍼は、正中線(からだの左右中心線)に向かうようにまわす。瀉は、鍼を勢いよく抜いて、気や邪気が鍼とともに出ていくようにする。鍼を抜いても閉じない。鍼は正中線から離れるようにまわす。鍼の手技は、細かく分けると非常に多様だ。治療される人が鍼を怖がっている、ひびきを感じにくい、鍼を刺すツボが目のふちなど難しい場所にあるなど、状況に応じて、刺し方を変えていく。通常は、鍼灸師自身がもっとも得意とする手技を選び、施術している。

豆知識

東洋医学の古典には具体的な鍼の手技が書かれているわけではなく、概念が語られている。古来より多くの鍼医がみずから工夫して手技を確立していった。そのためさまざまな流派がある。

さくら鍼灸整骨院
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