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<雑誌掲載>連載コラムVol.40 【冷え性を克服する方法】実証済みの本当に体が温まる方法をお伝えします。

この時期になると冷え性が気になります。良いと言われてることは実践しているがなかなか結果が出ないとお悩みではないでしょうか?
 
冷え性は、外から冷やされたから冷えたわけではなく、体の温まる力が乏しかったり、温まるのに抵抗が大きいからなるのです。
 


<最初に結論>
体を温めるには、まず肉をしっかり食べることです。塩分は常識の範疇でしっかり取ることです。
次によく睡眠を取ります。
そして野菜(特に葉物)を取る量が多すぎるかもしれません。減らしてみます。
また腎臓が弱って体に水が多く溜まっているかもしれません。コーヒー、お茶、豆乳などの飲み物を避けましょう。さらに半身浴や運動などを日課として、体に溜まっている水分を汗として出す習慣をつけましょう。
これで多くの方の冷え性は克服するはずです。
 
<問答形式>
・冷え性対策として、腹巻きや靴下、ホッカイロを貼るなどはどうなのか。
残念ながら冷え性を解決することには、全然寄与しません。
肌が空気に触れれば体力を奪われます。体力を温存するという意味で効果的ではありますが。
 
・冷え性対策として、しょうが湯、しょうが紅茶、黒豆茶を飲むことはどうなのか。
これらは腎臓を良く働かせ排尿を促し、体に溜まっていた水分が体外に出ることで、体が温まりやすくなります。
これら自体に体を温める力があるわけではないので、あくまでも補助的なものとして利用してください。
 
・冷え性対策として、ホットヨガ、岩盤浴やサウナはどうなのか。
上手に利用することができなければ冷え性を悪化させる可能性が大です。
上手に利用というのは、体に溜まってる水分を出す目的で利用する場合で、これだと体が温まりやすくなります。ですが、体を空間として外から温め、さらに吸う空気まで温かいと、体は自ら冷えようとします。ですので、利用したその晩、次の日は体が冷える感覚がある方が多いでしょう。特に体力を消耗するので、ホットヨガや岩盤浴で、体力を失ったことによる根本的な冷え性になってしまう可能性が高いです。
 
<冷え性の少数派のパターン事例>
精神的にプレッシャーや動揺、不安を抱えている方は手足が冷たくなります。これは緊張した時に、手が冷たくなるのと同じ仕組みです。精神的にリラックスする瞬間や緊張の原因を探って、冷えをコントロールしましょう。
 
足先だけが冷たい場合には胃を痛めている可能性があります。葉物の野菜の取りすぎで胃が痛みますので、実験的に極端に減らしてみると冷えが解消する感覚を掴めると思います。
 
手先だけが冷たい場合には便秘の可能性があります。便秘解消には酵素ドリンクやもずくがおすすめです。手が冷たい時に便を出してみてください。手が温かくなる感覚がわかります。
 
 
私自身、冷え性が悩みで色々な方法に取り組み、試行錯誤の末、冷え性を完全にコントロールできるようになりました。
最初は健康雑誌に載っているような、しょうが湯、黒豆、夏野菜を避ける、温野菜を取る、白い食べ物を避け、黒い食べ物を取るなんていうことを真面目に8年間続けましたが、しょうが湯以外は全て的外れで、どれも効果なしです。
マクロビで言われてることを、受け売りで色んな雑誌が広めている背景があると思います。
 
北極圏の犬ゾリの犬たちは、吹雪の中を外で寝ます。犬たちは肉と脂肪とミネラルを混ぜ合わせた超高カロリーの餌を食べています。もし犬たちにしょうが湯や温野菜を中心であたえていれば、いくら服を着させても凍死してしまうでしょう。
動物は基本的に体の中で産熱という化学反応を起こして、体を温めています。その産熱には肉や脂肪が主として必要であり、塩や鉄などのミネラルが補助的に必要となります。
 
補足として、魚は肉の代わりになるのか。私も疑問に思っていたことなので先日実際に試してみました。
食事を1日間肉抜きにして、体をいつもより冷えてる感じにして、その翌日にカツオ1匹をタタキにして食べました。結果は少しは温まりましたが、温まりが足りない感じで、肉には及びませんでした。
 
日本の江戸時代の健康学者で貝原益軒という人物が養生訓という著書の中で、山の人は肉を食べているから長生きで、海の人は魚を食べているから短命だと論じています。
昔は漁業や冷蔵技術が今のように発達していないので、昔の日本では魚は広く食べられてはいなかったそうです。
 
百聞は一見にしかずで、まずやってみてください。体が温まる感覚を掴めるはずです。

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