私に残された人生はあとどれくらい?人生を楽しもう!
2020年という歴史的な年が幕を開けました。
年末年始によく耳にするのが、一年が過ぎるのが早いなぁという声。
実はこの時間が過ぎるのが年々早く感じるというのは、今から100年以上前の19世紀にフランスのポール・ジャネという哲学者が、ジャネーの法則で説明をしています。
それは生涯の心理的長さは年齢に反比例するというもので、5歳児にとっての1年間はこれまでの人生の5分の1であり、80歳の1年間は80分の1であるというもの。
例えば5歳から記憶があり、80歳まで生きるとして計算をすると、人は20歳で人生の半分を体感的に終えたことになります。この計算方法は最後に載せておきますので興味のある方は見てみて下さい。
10歳ごとに計算してみると次のようになります。
20歳・・・人生の50%を消化
30歳・・・人生の65%を消化
40歳・・・人生の75%を消化
50歳・・・人生の83%を消化
60歳・・・人生の90%を消化
70歳・・・人生の95%を消化
時計の時間でいうと半分にあたる40歳でも、体感的には人生の75%を消化したことになります。自分の過ごしてきた人生、また今を考えるとこのままでいいのかと考えさせられますね。
吉田兼好の徒然草に次のような一文があります。(現代語訳)
「朝に生まれたカゲロウは日暮れを待って死に、夏に生きる蝉は春も秋も知らずに死んでいく。そう思うと、一年を過ごせるというだけでも、実にのんびりしたものだ。それを、命が足りない、満足できないと思うようなら千年を生きても、一夜の夢と変わらない儚い気持ちがするだろう。」
時間は新しい出来事など変化が多いと長く感じ、繰り返しの中にいると短く感じます。人は健康で、愛情を感じ、好きなことをすると幸せを感じます。また、人と会って食事をし、おしゃべりをすることで満たされます。
たった一度きりの人生。時が過ぎるのが早いとただ眺めて過ごすのではなく、限りある人生を存分に楽しみたいものですね。
[消化した人生の計算方法]
X歳の一年である1/Xを積分するとY=KlogXとなり、これまでに過ごした人生の量を人生の総量で割ります。
例)5歳から記憶が始まり、80歳まで生きて、現在40歳の場合
(Klog40-Klog5)÷(Klog80-Klog5)=0.75
<参考・引用>実業家 金森重樹氏のプレジデントオンライン「富裕層が人生を”積分”「もう蓄財やめた」」