㉔五臓の色体表 2019.12.20東洋医学コラム Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it ◎五臓の色体表 五行説では世の中の様々なものを、木・火・土・金・水の5種類の属性で分類する。五臓を中心に人体の臓器や組織と、それぞれに関連した自然界のものを表にしたものが、五臓の色体表(五行色体表)である。五臓にかかわる代表的な事物を抜粋したものを紹介する。たとえば、木の属性を持つ肝には、筋、目、涙、などが所属し、影響を受けやすい季節には春、肝を傷つける感情は怒りである。肝に病変がある人の体臭は臊(脂の臭い)で、声は人を呼びつけるような声になり、肝によい穀物は麦、といったような情報が一目でわかる。色体表が、五臓の変調や治療方法を考えるときに参考になることもある。 ◎豆知識 気を全身にめぐらす肝の疏泄(そせつ)の作用は、枝を伸ばす木の特性。臓腑を温める心の温煦(おんく)作用は火の特性栄養物をつくる。脾の運化機能は、土が万物を生み出す特性。 気を下におろす肺の粛降(しゅくこう)機能は金属の収瞼する特性。腎が持つ気を肺から降ろす納気、精の貯蔵、水をつかさどる機能は、水の特性である。五臓の特性は五行理論で説明することができる。 Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: jun-ichi-admin東洋医学コラム東洋医学コメント: 0 ㉓六腑の変調 ㉕五臓関連図
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