食べ物で治すシリーズ
ニキビを治す方法
学生の頃からニキビに悩まされている方、大人になってニキビが出来て困っている方。ニキビはできやすい人と出来にくい人がいますが、ニキビの原因はアクネ菌やストレスなどではありません。
洗顔やクリームはもう不要です。食事を変えるだけで治ります。
■ニキビを治す方法を見つけるまでの道のり
私自身、思春期はニキビがひどく、勉強時間より鏡を見ていた時間の方が長かったのではないかと思うほど、ニキビに悩まされてきました。
ニキビを治す方法を見つけるきっかけになったのが19歳のある日、ロブスター(伊勢海老のような大きなザリガニ)を一人で一匹食べました。その翌日に顔や首、後頭部の付け根にニキビやオデキがいくつもできました。
その時に、もしかしたら甲殻類を食べたらニキビができるのではないかと仮説を立てたのです。それから甲殻類を食べないようにすると、新しいニキビができにくくなっていきました。
食べ物でニキビができるのだという思考になり、それから注意深く食べ物とニキビの関係を観察するようになりました。
すると、肉をたくさん食べるとニキビできることにも気づき、肉、卵、乳製品などの動物性タンパク質を食べないようにしました。それで随分ニキビはできなくなったのですが、それでもまだニキビができることがあるので、植物性の高タンパク食である豆類もやめてみるとニキビはほとんどできなくなりました。(補足:魚の刺身はニキビになりにくいです。)
それからも観察は続き、細かいことですが、焼肉のたれやソースのようにうま味調味料であるアミノ酸や、一般的な市販のチョコレートの主成分であるマーガリン、コンビニデザートなどの油脂加工品もニキビの原因になることがわかりました。(これらを以下※と呼ぶ。)
つまり私の説では、高タンパクの食品がニキビを作るのだ。それは短時間に多量のタンパク質が体内に取り込まれると、内臓の処理能力を超えて余ったタンパク質は血中に残るため、肌から出すメカニズムの元、ニキビが出来ているのだ。またタンパク質に限らず、前述(※)の体内で分解がうまくいかないものもニキビとして出ているのだ。
なので、玄米やスパイスなどオーガニックのものでも分解が上手くいかないものはニキビになるのだ。これが私が長い実体験から導いた説です。
実際に私のところを訪れるニキビに悩まれている患者様にはこの方法を行っていただき、全患者様にニキビが減った、治ったということを実感していただいています。
補足ですが、短時間で多量のタンパク質を取り込むと、処理が追いつかないので、高タンパクの食べ物は量を少なくする、またはタンパク質はタンパク質の含有量が少ない食品(低タンパク食品)で取るようにするといいです。
もし、短期間で一気にニキビを治したければ、タンパク質をたくさん含むと言われている食品と(※)を一切摂らないようにすることです。1週間目でニキビの減少を目の当たりにしますよ。
健康においてタンパク質を摂らないことはいかがなものかという意見も聞こえてきそうですが、まず前提としてこれはニキビを治すための食事方法です。高タンパク質を毎食、毎日取る必要などなく、低タンパク質の食事でも体に必要な量をゆっくりと取り込むことはいけないのでしょうか。体の中でタンパク質の余りを起こさないことが大切です。
私自身は、現在どのような食事をとっているかというと、肉、魚、卵などの高タンパク質の食品はよく食べます。ですが、(※)の食品は極力摂らないようにしています。
また洗顔は朝から水で顔を洗い、夜にお風呂で水で流す程度で洗顔フォームを使ったり何か塗ったりはしていませんが、ニキビはありません。
ニキビの元となる余分なタンパク質や(※)の成分が体から抜け切った後は、少々の高タンパク質の食べ物をとってもニキビはできなくなります。
ひどいニキビの方でも1年もすればできにくい体質になります。ただし、ニキビができるメカニズムは体には残っているので、ニキビが出来にくくなったからといって忘れて好きなように食べているとまたニキビが出来てしまいます。
そのほか、ニキビを治すための手法は今回載せられませんでしたが、これだけでも十分に成果が得られます。
ニキビは人生を左右するほどの問題です。一人でも多くの人がニキビを治せることを願っています。
ニキビの原因になる食べ物
肉、エビ、カニ、貝、卵、魚、乳製品、玄米、プロテイン、豆、ナッツ、チョコレート
添加物
マーガリン、うま味調味料、スパイス、揚げ物、油脂加工品