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26 五臓関連図に基づく病理学

五臓の相互作用による病理の連鎖:五臓関連図

東洋医学では、病気の原因が特定の臓器一つだけでなく、他の臓器との連携不全(補助の失敗や抑制の異常)によって生じると考えます

1. 呼吸器系の症状(咳、痰)

  • : 脾の機能変調により津液が停滞してが生じ、それが肺に移動します
  • : 肺が全身に水分をめぐらせる機能(宣発・粛降)が変調すると、肺の中で津液が停滞して痰ができます
  • 肝と腎: が気を動かして、が吸気を助けることで肺の機能を補助していますが 、これらが変調すると肺の機能補助ができず、津液が停滞して痰につながります

2. 消化器系の症状(下痢、食欲不振)

  • : 腎は脾、胃、小腸、大腸を温めて消化・吸収を補助しているため 、腎が変調すると下痢などの症状が出ます
  • : 肝が気を動かして消化を補助していますが 、肝が変調すると脾の機能を補助できず、下痢になることがあります
  • : 肺が呼吸の機能を通じて大腸の働きを補助していますが 、肺が変調すると大腸の動きを補助できず、下痢や便秘になります

3. 泌尿器系の症状(むくみ、排尿障害)

  • 津液(体液)の吸収から排泄までのどこかで変調がおこると、むくみや排尿障害がおこります 。
  • : 肺は津液を全身にめぐらせ(宣発) 、変調するとむくみがおこります 。
  • : 腎は集まった津液を分別し、使えるものを肺に上げ、不要なものを膀胱にためて排泄させます 。腎が変調すると膀胱の開閉がうまくいかず、むくみ排尿障害(尿が出にくい、出すぎる)がおこります 。

まとめ

このように、東洋医学は五臓六腑を独立した器官としてではなく、五行の法則のもとで相互に影響し合うダイナミックなシステムとして捉えます。単なる臓器の機能だけでなく、感情、体液、体臭、季節の変動に至るまでを総合的に捉え、全体のバランスを回復させることで健康を維持するというのが、この学問の根本的なアプローチです。

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