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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

Vol.12 東洋医学の陰陽のお話


野菜が体を温めるのか、それとも肉が体を温めるのか

今回は私のエピソードも交えお話ししていきたいと思います。東洋医学の真髄は、陰陽です。東洋医学では物事を陰陽に分けて考えます。この陰陽論を根本にして健康に取り組むことがとても大事なのです。陰陽とは陰が月ならば、陽は太陽と捉え、陰を冷えとするならば、陽を熱といった具合に考えます。 。ここで間違ってはいけないのは、分類が大事ではなく、陰陽のバランスをとることが大事なのです。それを踏まえた上で、私が陰陽とは何かということに気づかされたエピソードをお話しします。
私は高校生のころ、体を壊した際に、東洋医学の食に健康への光を感じ、没頭して東洋医学の食の本をたくさん読みました。その中で、当時魅力的に映ったのが温野菜を有名にしたマクロビオティックでした。マクロビオティックとは端的に言えば、玄米や野菜を中心とした和風の菜食主義です。

当時、肉を食べたら、体が不調になったり、大きなできものが体中にできていた私には、肉食に否定的なマクロビオティックは正解の道のように思えました。それから8年間、徹底的にマクロビオティックを実践することになります。最初のころは肌の調子も良くなり、不調な点も改善しているように感じました。

ですが、1、2年経ったころには改善も頭打ちになりました。体の冷えは解消しないし、いまいち体力もなく好調とは言えない状態でした。それでも、野菜を食べ続けた先に答えがあると信じ、マクロビオティックに則った温野菜などの菜食主義を続けていきます。この間、肉は一切食べず、魚を少々、タンパク質は豆類などから補ううにし、毎日玄米を食べ続けました。それでも体調が悪い時には断食をしたりしてなんとかしのいでいました。

その結果、どのような体になったかといえば、髪の毛は細くなり、顔の血色の良さには欠け、手足は冷たく、お腹は冷えていました。立ちくらみやめまいを起こすことも多く、心臓は動悸を起こすことも度々ありました。良かった点としては、毒素が溜まっていない体なので、さっぱりとした感覚で居ることができ、胃腸の状態も良かったです。

私の菜食主義生活が終わりを迎えたのは、友人と兄弟子を訪ねニュージーランドへ旅行をした時でした。のどかな草原を走る道路から見えたのた牧場の光景でした。牛が放牧されて、自生している牧草を食べていたんですね。その時に「放牧されて牧草を食べる牛って当たりようだけど、日本では、牛舎で育てて、餌は干し草と飼料を与えているよな。もしか たら、餌などに問題があって、肉を食べた時、それを間接的に摂取して、調子が悪くなっているのかもしれない!」という仮説が閃き、すぐさま現地生産のニュージーランド牛のステーキ肉を食べに行きました。しかも700gの大きなステーキ肉をです。

そしたらどうでしょう、何日経っても全く悪い体調変化はありません。その間に何度もニュージーランド産の牛肉や羊肉を食べているにも関わらずです。やはり肉で体調が悪くなっていたのは、肉そのもののせいではなく、飼料などからの毒素のせいだったのかもしれません。私の体は悪くなるどころか、肉を食べた次の日から冷たかった手足が温かくなり、体力がみなぎるのがわかりました。

ここで、東洋医学の陰陽とは何かということに気づかされたのです。古典でははっきりと野菜は陰であり、肉は陽だと述べられています。つまり、私は菜食主義だったころは野菜を食べて陰の中から陽を見出そうとしてしまっていましたが、体を温めたければ素直に陽である肉を取れということだったのです。陽を持った野菜もあるかもしれませんが、それはあくまでも陰の中の陽であり、陽寄りの陰に過ぎないのです。(次回へ続く)

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