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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

70証と漢方薬

瞑眩:漢方薬の服用により、抵抗力が戻ってきて、病気とたたかいはじめると、まれに、一時的に症状が悪化すること。

症状が同じでも証によって薬は異なる

東洋医学では、弁証によってひとりひとりの証を決めてから、どの漢方薬を処方するかが決められる。症状は似ていても、証が違えば、処方する漢方薬は変わってくる(同病異治)。たとえば、かぜの初期でも汗の有無で、葛根湯か桂枝湯のどちらかが選ばれることがある。葛根湯は、寒気、発熱、首や肩のこり、汗が出ないといった症状に処方される。証でいえば、風寒表実証になる。風寒表実証では、かぜをもたらした風邪と寒邪が、体表面近くに存在していて、まだ、からだの内部には侵入していない。寒邪が強く作用しているため毛穴が閉じるので、汗が出ない。葛根湯を服用すると、からだが温まるので寒邪が弱る。また、毛穴を開いて発汗させるので、汗と一緒に邪気を追い出してしまうといわれている。一方、寒気や微熱があり、汗が出ているのは、風寒表虚証という証だ。からだが衰弱している人や高齢者に多い。風邪が強く作用して、毛穴を閉じることができないため、汗が流れ出てしまう。このような症状には、桂枝湯などを用いる。体表面を温めながら、気や血を補うので、体力がない人の正気を高めながら、かぜを治すといわれる。症状は違っても、証が一致すれば、同じ漢方薬が処方される(異病同治)。葛根湯は、かぜの初期だけではなく、五十肩など急性の肩こりでも処方される。いずれもからだを温めることが目的だ。

証に合わない漢方薬は問題をおこす

証に合わない漢方薬を使うと、症状をひどくしたり、別の症状を引き起こすことがある。たとえば、葛根湯は汗をかくことで体力を使うために、からだが弱っている人が使うと、発汗過多となり、体力を消耗して症状を悪くしてしまう。必ず、専門の医師や薬局に相談して、薬を決めてもらおう。また、服用を続けていると、からだの状態が変化し、証も変わってくる。証が変われば、漢方薬も変えなければならない。医師や薬局に定期的に体調を報告し、証を確認して、薬を処方し直してもらう慎重さも大切だ。漢方薬を飲みはじめると、症状が一時的に悪化することがある。瞑眩といい、弱っていた抵抗力が再び活発化して、病気とたたかいはじめたためにおこる。自然な反応だが、いつもと違う症状があらわれたら医師や薬剤師に相談しよう。

豆知識

生薬を上薬、中薬、下薬に分けることがある。上薬は、強い作用はないが、副作用もなく、毎日、飲むことで健康が維持できる。中薬は穏やかな作用があり、大量に飲むと副作用がある。

さくら鍼灸整骨院
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