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長崎市の整骨院のさくら鍼灸整骨院のブログ、コラムのページです。

85人間ドックと東洋医学

人間ドック:生活習慣病などについて健康状態をチェックする。最近は脳ドック、糖尿病ドックなど目的をしぼったものもある。

西洋医学と東洋医学が連携すれば、病気の徴候が発見しやすい

人間ドックを受ける人のなかには、不定愁訴を感じている人もいる。ところが、検査では、「異常なし」になる。このようなケースは、東洋医学での未病にあたると考えられる。未病は病気と健康のあいだの状態なので、放っておくと病気になる可能性がある。日本人間ドック学会の笹森典雄名誉顧間は「原因はわからないが、体調が悪く仕事を休む日があるけれども、なんとかやっているという人が非常に増えている。そのような人の体調に、現在の人間ドックは応えていない」と訴える。笹森名誉顧間は、東洋医学の視点を人間ドックに取り入れることを提案している。未病から病気にむかう場合があるかもしれない。しかし、従来の人間ドックでは、それが予測できない。西洋医学では、病気の原因を、どの数値のデータが異常になっているかということから探っていく。一方、東洋医学は、全身の症状と体質をみて、からだの状態を健康なものに近づけようと考える。西洋医学と東洋医学では、病気や人間のからだに対するアプローチ方法が異なる。そこで、ひとつの人間ドックで、西洋医学的な検査と東洋医学的な検査、両方が受けられれば、より病気の徴候を発見しやすくなると考える。

東洋医学を人間ドックに取り入れる

東洋医学的な健診の特徴は、自覚症状に重点がおかれることだろう。東洋医学の四診の1つである問診は、従来の人間ドックの間診よりも細やかで、不定愁訴をくわしく診断できる。笹森氏が健診センター院長をつとめる牧田総合病院附属健診センターでは2002(平成14)年より、人間ドックの1泊健診を受ける人のうち、希望者に対して「東洋医学健診」を行っている。健診者の半数が受けることもあり、現在までにおよそ2000人が受診したという。本格的な四診のほか、吸玉療法で血の流れの状態を調べることもできる。また、東京女子医科大学では、東洋医学の問診と切診で気。血・津液の流れを調べたり、経絡に電気を流して状態を調べる漢方養生ドックを導入している。人間ドックに東洋医学的な健診を取り入れる機関や病院は増えてきているが、検査内容には、まだばらつきがある。多くのところでは、健診結果を知らせるだけではなく、生活習慣の改善などのカウンセリングがていねいに行われる。

豆知識

唐の医書『千金方』には「上医は未病を治し、中医は病みかけている者を治し、下医は既に病んだ者を治す」と書かれている。優れた医師は未病の段階で治療するという意味である。

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